2010年10月4日月曜日

民主、補正予算で野党に協力要請

臨時国会に提出される予定の補正予算を巡り、民主党の玄葉政調会長は野党5党の政調会長らと会談し、野党側の協力を求めました。

 「経済対策は、国民生活を守るための喫緊の課題であります。与野党の枠を超えたご理解、ご協力をお願いしたいと思います」(民主党・玄葉光一郎政調会長)

 自民、公明など野党5党の政調会長らとの会談に臨んだ玄葉氏は、補正予算の規模は4.8兆円程度を見込んでいることを伝え、野党各党から要望があった緊急経済対策の規模にほぼ見合うものだとして理解と協力を求めました。

 これに対し自民党の石破政調会長は、「議会における論戦できちんとしたものを仕上げて行きたい」と述べるなど、野党側は与党が望む「事前協議」ではなく、国会審議を通じて協議する姿勢を強調しました。

 政府・与党側は野党側の意見も取り入れた補正予算案作りを目指していますが、今回の野党側の対応は、こうした与党側の姿勢に一定の距離を置いたものといえます。