2015年2月6日金曜日

≪CHANEL(シャネル)と香水≫

ラグジュアリーブランド「CHANEL(シャネル)」は、1910年・27歳のココ・シャネルがパリに「シャネル・モード」という帽子店を創業したことにはじまります。当時喪服にしか用いられなかった「黒」を初めて用いたデザイナーとして有名で、男性の下着素材であったジャージ素材の採用、女性がパンツを履くフォーマルスタイル、ショルダーバックなど革新的な提案で現代ファッション業界になくてはならない多大な成功を残しています。 そのシャネルが1921年に発表した初の香水が「No5」です。20世紀初頭、単一の花々の香りが主流で体臭をごまかすためにつけることが一般的だった時代に、ココ・シャネルは「私が欲しいのはバラやスズランの香りではなく複雑に構成された香り」と調香師エルネスト・ボーに依頼。送られてきた10本のフラスコの中から5番目のフラスコを選んだため「No5(シャネルの5番)」という名が付きました。 「この世のものとは思えないほどの美しさ」を香りに翻訳したと言われる「No5」は、マリリン・モンローが愛用したことで世界的に有名な香水となりました。発売から約90年が経過した今もなお「シャネルの5番」は世界一の売上を誇る驚異的な香水です。

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